不法無線局 (Unlicensed Radio Station)

不法無線局とは、総務大臣の免許等を受けないで開設した無線局(開設に当たり免許等が不要の無線局を除く。)のことをいい、通常このような無線局から発射される電波を不法電波と呼んでいる。不法無線局の代表的なものは、不法パーソナル無線、不法アマチュア無線等であるが、最近の電波利用の拡大に伴ってこれらの他にも技術基準適合証明を受けていないコードレス電話、特定小電力トランシーバー、外国で使用しているFRS及びGMRS無線機の持ち込み、携帯電話事業者以外の者が設置した不法携帯電話中継装置など様々な態様のものが存在している。
こうした不法無線局は、電波法令に定められた技術基準に適合しない無線設備で、電波法令の規定を無視した高い出力を使用したり、違法な運用をしたりしているものが多く、その結果、テレビ・ラジオの受信に障害を与えたり、警察無線、消防無線、防災無線等の国民の生命、財産を守るための大切な役割を果たしている無線通信混信妨害を与えたりしている。限りある資源である電波の有効利用を図るには、これらの不法無線局を一掃する必要がある。
不法無線局を一掃するために、総務省は、全国的に不法電波の探査システム(DEURAS:Detect Unlicensed Radio Stations)を整備して監視及び探査に当たるとともに、警察署や海上保安署との共同取締りを実施して容疑者の摘発を行っている。制度面でも、基準不適合設備の製造業者等の規制及び指定無線設備の免許情報告知制度といった法的措置を定めている。

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