周波数測定装置 (Frequency Measuring Instrument)

一 周波数測定装置の備付けの強制及び装置の条件
周波数測定装置は、無線局においては、主として周波数の偏差が許容値内にあるかどうかを測定するために使用される。総務省令で定める送信設備には、その発射する電波を測定するために、次の条件に合致する周波数測定装置を備え付けなければならない(電波法第31条)。
(1)その誤差が使用周波数の許容偏差の2分の1以下でなければならない(電波法第31条)。
(2)その形式について、総務大臣の行う形式検定に合格したものでなければならない(電波法第37条)。
二 周波数測定装置備付け不要の送信設備
周波数測定装置は、できるだけ多くの無線局が備え付け、発射電波を随時測定して、これを正確に維持することが好ましい。しかしながら無線局からすれば、その通信上の目的のために必要とするものではないこと、負担も大きいこと等の事情があり、次のものは、装置の備付けが免除されている(電波法第31条電波法施行規則第11条の3)。
ア 二六・一七五MHzを超える周波数の電波を利用するもの
イ 空中線電力一〇ワツト以下のもの
ウ 法第三十一条に規定する周波数測定装置を備え付けている相手方の無線局によつてその使用電波の周波数が測定されることとなつているもの
エ 当該送信設備の無線局の免許人が別に備え付けた法第三十一条に規定する周波数測定装置をもつてその使用電波の周波数を随時測定し得るもの
オ 基幹放送局送信設備であつて、空中線電力五〇ワツト以下のもの
カ 標準周波数局において使用されるもの
キ アマチュア局送信設備であつて、当該設備から発射される電波の特性周波数を〇・〇二五パーセント以内の誤差で測定することにより、その電波の占有する周波数帯幅が、当該無線局が動作することを許される周波数帯内にあることを確認することができる装置を備え付けているもの
ク その他総務大臣が別に告示するもの
三 周波数の測定
周波数測定装置を備え付けた無線局は、周波数測定について、次に掲げるような措置をとらなければならない。
(1)周波数測定装置の備付けを強制された無線局は、できる限りしばしば自局の発射する電波の周波数(通信の相手方となる局の送信設備の使用電波の周波数を測定することになっている無線局であるとこは、それらの周波数を含む。)を測定しなければならない(無線局運用規則第4条第1項)。
(2)免許人が別に備えつけた法定の条件の周波数測定装置により、その属する無線局の使用周波数を随時測定することになっているものは、その別に備えた周波数測定装置により、できる限りしばしば当該送信設備の発射する電波の周波数を測定しなければならない(無線局運用規則第4条第2項)。
(3)上記(1)及び(2)の測定結果は、その偏差が許容値を超えるときは、直ちに調整して許容値内に保たなければならない(無線局運用規則第4条第3項)。
(4)三の(1)及び(2)の無線局は、その周波数測定装置が常時法定の確度(使用周波数の許容偏差の2分の1以下)を保つよう較正しておかなければならない。(無線局運用規則第4条第4項)

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