条約に別段の定めがある場合 (If Any Convention Provides Otherwise for)

条約優先といっても、条約の規定と電波法の規定との間に相違があるすべての場合に条約の規定を優先せしめるものではない。
すなわち、①条約の当該規定が指針又は勧告規定であるか、それとも各国を拘束する強制規定であるか。②電波法に全く該当規定を欠いているか。③電波法に該当規定があるとしても、条約の規定と相違しているか、また、その相違は条約が各国に要求する最低の条件をみたしていないものであるか、あるいは最低の条件に更に加重したものであるか、等の事情を個々具体に厳密に検討して、その条約の規定によるかどうかが決められるものである。すなわち、最終的には条約の強行規定に対応する規定を欠いているか、あるいは、当該規定があるとしても、条約の強行部門に抵触する場合は、条約の規定が優先適用されるのである。

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