目的外使用を認められる通信 (Communication Recognized Use for Other Purposes)

総務省令で定めるものとして、三十数項目にわたって目的外使用が認められており、次のとおりである(電波法施行規則第37条)。
なお、この場合、無線機器の試験又は調整をするために行う通信を除いていは、その運用は、原則として、船舶局についてはその船舶の航行中、航空機局についてはその航空機の航行中又は航行の準備中(離発着に際し、滑走路その他の地域で移動又は停止中の状態をいう。)に限られる。
(1) 無線機器の試験又は調整をするために行う通信
(2) 医事通報(航行中の船舶内における傷病者の医療手当に関する通報をいう。)に関する通信
(2) 船位通報(遭難船舶若しくは遭難航空機の救助又は捜索に資するために国若しくは外国の行政機関が収集する船舶の位置に関する通報であつて、当該行政機関と当該船舶との間に発受するものをいう。)に関する通信
(4) 一般海岸局において、船舶局にあてる通報その他船舶に関する通報であつて、急を要するものを送信するために行う他の一般海岸局との間の通信(他の電気通信系統によつては、当該通信の目的を達することが困難である場合に限る。)
(5) 漁業用の海岸局と漁船の船舶局との間又は漁船の船舶局相互間で行う国若しくは地方公共団体の漁ろうの指導監督に関する通信
(6) 船舶局において、当該船舶局船上通信設備相互間で行う通信
(7) 港務用の無線局船舶局との間で行う港内における船舶の交通、港内の整理若しくは取締り又は検疫のための通信
(8) 船舶局において、当該船舶局免許人のための電報を一般海岸局又は電気通信業務を取り扱う船舶局に対して依頼するため、又はこれらの無線局から受領するために行う通信
(9) 港則法(昭和二十三年法律第百七十四号)又は海上交通安全法(昭和四十七年法律第百十五号)の規定に基づき行う海上保安庁の無線局船舶局との間の通信
(10) 海上保安庁(海洋汚染等及び海上災害の防止に関する法律(昭和四十五年法律第百三十六号)第38条第1項又は第2項の規定による通報を行う場合にあつては同庁に相当する外国の行政機関を含む。)の海上移動業務又は航空移動業務無線局とその他の海上移動業務又は航空移動業務無線局との間(海岸局航空局との間を除く。)で行う海上保安業務に関し急を要する通信
(11) 海上保安庁の海上移動業務又は航空移動業務無線局とその他の海上移動業務又は航空移動業務無線局との間で行う海洋汚染等及び海上災害の防止又は海上における警備の訓練のための通信
(12) 気象の照会又は時刻の照合のために行う海岸局船舶局との間若しくは船舶局相互間又は航空局航空機局との間若しくは航空機局相互間の通信
(13) 方位を測定するために行う海岸局船舶局との間若しくは船舶局相互間又は航空局航空機局との間若しくは航空機局相互間の通信
(14) 航空移動業務及び海上移動業務無線局相互間において遭難船舶若しくは遭難航空機の救助若しくは捜索又は航行中の船舶若しくは航空機を強取する事件が発生し、若しくは発生するおそれがあるときに当該船舶若しくは航空機の旅客等の救助のために行う通信及び当該訓練のための通信
(15) 航空機局又は航空機に搭載して使用する携帯局海上移動業務無線局との間で行う砕氷、海岸の汚染の防止その他の海上における作業のための通信
(16) 航空機局において、当該航空機局免許人のための電報を一般航空局(電気通信業務を取り扱う航空局をいう。)又は電気通信業務を取り扱う航空機局に対して依頼するため、又はこれらの無線局から受領するために行う通信
(17) 航空局において、航空機局にあてる通信その他航空機の航行の安全に関する通信であつて、急を要するものを送信するために行う他の航空局との間の通信(他の電気通信系統によつては、当該通信の目的を達することが困難である場合に限る。)
(18) 航空無線電話通信網を形成する航空局相互間で行う次に掲げる通信
ア 航空機局から発する通報であつて、当該通信網内の他の航空局にあてるものの中継
イ 当該通信網内における通信の有効な疎通を図るため必要な通信
(19) 航空機局海上移動業務無線局との間で行う次に掲げる通信
ア 電気通信業務の通信
イ 航空機の航行の安全に関する通信
(20) 電気通信業務を行うことを目的とする航空局が開設されていない飛行場に開設されている航空運送事業の用に供する航空局と外国の航空機局との間の正常運航に関する通信
(21) 国又は地方公共団体の飛行場管制塔の航空局と当該飛行場内を移動する陸上移動局又は携帯局との間で行う飛行場の交通の整理その他飛行場内の取締りに関する通信
(22) 一の免許人に属する航空機局と当該免許人に属する海上移動業務陸上移動業務又は携帯移動業務無線局との間で行う当該免許人のための急を要する通信
(23) 一の免許人に属する携帯局と当該免許人に属する海上移動業務航空移動業務又は陸上移動業務無線局との間で行う当該免許人のための急を要する通信
(24) 電波の規正に関する通信
(25) 電波法第74条第1項に規定する通信の訓練のために行う通信
(26) 水防法第27条第2項の規定による通信
(27) 消防組織法第41条の規定に基づき行う通信
(28) 災害救助法(昭和二十二年法律第百十八号)第28条の規定による通信
(29) 気象業務法(昭和二十七年法律第百六十五号)第15条の規定に基づき行う通信
(30) 災害対策基本法第57条又は第79条(大規模地震対策特別措置法(昭和五十三年法律第七十三号)第20条又は第26条第1項において準用する場合を含む。)の規定による通信
(31) 携帯局陸上移動業務無線局との間で行う通信であつて、地方公共団体が行う次に掲げる通信及び当該通信の訓練のために行う通信
ア 消防組織法第一条の任務を遂行するために行う通信
イ 消防法(昭和二十三年法律第百八十六号)第2条第9項の業務を遂行するために行う通信
ウ 災害対策基本法第2条第10号に掲げる計画の定めるところに従い防災上必要な業務を遂行するために行う通信(第26号から前号まで並びに(1)及び(2)に掲げる通信を除く。)
(32) 治安維持の業務をつかさどる行政機関の無線局相互間で行う治安維持に関し急を要する通信であつて、総務大臣が別に告示するもの
(33) 人命の救助又は人の生命、身体若しくは財産に重大な危害を及ぼす犯罪の捜査若しくはこれらの犯罪の現行犯人若しくは被疑者の逮捕に関し急を要する通信(他の電気通信系統によつては、当該通信の目的を達することが困難である場合に限る。)

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