臨時検査 (Occasional Inspection)

一 臨時検査の意義
一般的監督として、総務大臣は、所定の時期ごとに定期検査を行うが、その他一定の事由があるときは、臨時に検査を行うことがある(電波法第73条第5項)。
臨時検査の目的、検査対象等は、定期検査の場合とほぼ同様であるが、臨時検査を行う期日は、あらかじめ通知しなくてもよい点が異なる。
二 臨時検査の実施
臨時検査を行うことがあるのは、次の場合である(電波法第73条第5項)。
ア 電波法第71条の5無線設備の修理その他の必要な措置をとるべきことを命じたとき、
イ 電波法第72条第1項の電波の発射の停止を命じたとき、
ウ 電波法第72条第2項の申出があつたとき、
エ 無線局のある船舶又は航空機が外国へ出港しようとするとき、
オ その他この法律の施行を確保するため特に必要があるとき
なお、臨時検査は、職員を無線局に派遣して実施されるのが原則であるが、当該無線局の発射する電波の質又は空中線電力に係る無線設備の事項についてのみ検査を行えば足りると認められる場合は、電波監視機能を使って遠隔地における測定のみによって、検査を行うことがある(電波法第73条第6項)。
三 臨時検査の結果等
臨時検査の結果、合格すれば、従来どおり運用を継続することが認められ、検査不合格となれば、運用停止処分が行われることがある等は、定期検査の場合と同様である。なお、手数料は、臨時検査の場合は不要である。
また、臨時検査を拒み、妨げ、又は忌避した者には、定期検査の場合と同様に罰則が定められている(電波法第111条「6月以下の懲役又は30万円以下の罰金」、電波法第114条)。

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