DGPS(Differential Global Positioning System:高精度全世界測位システム)

測位衛星のデータを処理し、測位精度を高めるシステム。高度約2万kmの軌道を周回するGPS(全世界測位システム)衛星から発射される電波を、あらかじめ正確な位置が計測されている基準局において受信し、各衛星からの衛星擬似距離、時刻情報及び軌道位置について誤差成分を検出・演算してその値を高精度の補正データとして利用者に送信する。利用者はその補正データを使用して自己の受信機で受信したGPS信号の補正を行うことにより誤差数m以下の高精度測位を行うことができる。
 我が国では、海上保安庁が主として海上における測位精度を向上させるため、DGPSセンタ局1局と、補正データを送信するDGPS局27局(周波数300kHz帯)を設置し運用してきたが、2019(平成31)年3月に廃止した。一方、2010(平成22)年に初号機が打ち上げられた準天頂軌道衛星「みちびき」において、2018(平成30)年の4機体制により日本近海エリア(北緯22度及び50度、東経110度及び160度により囲まれたエリア)及び広域エリア(北緯60度及び南緯60度、東経90度及び180度により囲まれたエリア)向けに、GPSと互換性のある測位信号を提供する「衛星測位サービス」、衛星測位の補強のための情報を提供する「サブメーター級測位補強サービス」及び「センチメーター級測位補強サービス」などの運用を開始している。 →GPS衛星測位誤差補正情報を提供する無線航行陸上局の無線設備無線設備規則第49条

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