GLONASS(Global Navigation Orbiting Satellite System:全地球航法衛星システム)

GLONASSは、旧ソ連(現独立国家共同体)が開発した航法衛星システムで、GPS及びEU/ESA/民間企業が開発中の「GALILEO」、中国が開発中の「北斗航法衛星システム」などの航法衛星システムとともにGNSS(Global Navigation Satellite System)を構成するシステムの1つである。  GLONASSは、高度約19,000km、周期約11時間、軌道傾斜角64.8度の三つの異なる円軌道に8個ずつ計24個の衛星で構成される。2011年12月より24個の衛星が稼働し、全世界を24時間カバーしている。送信周波数プランとしては、Ll:1.6GHz帯、L2:1.2GHz帯で、両周波数帯ともC/A及びPコードで変調し、衛星ごとに異なった周波数を使用することとしている。
 GLONASSは、座標系がECEF 座標系(原点は地球の重心)であるPZ-90(Parametri Zemli 1990)に準拠し、GPSが使用する地球中心地球固定(ECEF: earth-centered,earth-fixed)の直交座標系を定義する世界測地系 1984(WGS84: World Geodetic System 1984)と相互運用性に欠ける。また、時系はUTC(SU)に1 ms 以内で同期しているが、うるう秒を反映しているので、うるう秒を反映しないGPS 時系とは2010 年9 月時点で15 秒の差がある。

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