ILS(Instrument Landing System:計器着陸装置)

「計器着陸方式(航空機に対し、その着陸降下直前又は着陸降下中に、水平及び垂直の誘導を与え、かつ、定点において着陸基準点までの距離を示すことにより、着陸のための位置の固定した進入の経路を設定する無線航行方式)をいう。」(電波法施行規則第2条第49号)
計器飛行状態で着陸進入中の航空機に対し、地上から指向性電波を発射し、滑走路への進入コースを指示する装置で、ICAO国際標準方式による航空機の着陸誘導施設の一つである。  
① ローカライザ(Localizer)  
 108~112MHzのVHF帯電波を使用して、滑走路中心線から左右のずれを示すもので、ローカライザコースの左側では90Hz、右側では150Hzの変調信号が強くなり、中心線上では両者の変調度が等しくなるような電波を発射している。(無線設備規則第45条の12の7第1号)  
② グライドパス(Glide Path)  
 329~335MHzのUHF帯電波を使用し、滑走路端への適切な進入角を示すもので、グライドパスコースの上方では90Hz、下方では150Hzの変調信号が強くなり、降下路の中心線上では両者の変調度が等しくなるような電波を発射している。(無線設備規則第45条の12の7第2号)
③ マーカ(Marker)  
 75MHzのVHF帯電波を使用し、進入コース上の所定位置に設けられ、上空に指向性電波を発射して滑走路着陸端までの距離を示すもので、滑走路端から約300mの位置にインナマーカ、約1,000mの位置にミドルマーカ、約7~11kmの位置にアウタマーカが設置され、それぞれ3,000Hz、1,300Hz、400Hzで振幅変調されている。  なお、滑走路着陸端までの距離を示すものとして、マーカに代えてDMEを使用することができる。(無線設備規則第45条の12の7第3号)
航空用DME

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