MCA無線システム (Multi-Channel Access Radio System)

一定数の周波数を多数の利用者が共同で利用するMCA方式(Multi-Channel Access System)を採用した業務用無線システムで、陸上移動通信分野(運送業、製造・販売、タクシー等)において広く利用されている。システムは、事業主体が設置管理する「制御局」と、利用者が設置管理する「移動局」及び「指令局」で構成され、利用者は、同じ識別符号を持った会社等のグループ単位ごとに無線通話を行うことができ、他のグループとは通話できないようになっている。
 このシステムの特徴は、次のとおり。①1回の通話は3分から5分 ②混信に強く、クリアな音質 ③同報(一斉指令)機能 ④周波数の利用効率が高い
 MCA無線システムのサービスは、昭和57年に移動無線センター(MRC)により800MHz帯を使用して東京地区で初めて開始された。その後、平成7年には免許主体の拡大により、公共業務やタクシー業務でも利用が可能となり、平成10年には包括免許制度の導入で免許申請時のユーザの負担が軽減された。その他、公衆網との接続や専用システムの導入、デジタルMCAシステムを利用したデータ通信等様々なサービスが実現されている。
 MCA無線システムを利用するには、事業主体に利用を申し込むとともに、地方総合通信局に無線局の申請を行って免許を取得する。現在は、移動無線センターがMCA無線システムの運営を行っている。 (無線設備規則第3条第5号、無線設備規則第3条第6号、無線設備規則第49条の7無線設備規則第49条の7の3

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