MSK(Minimum Shift Keying)

デジタル周波数変調(FSK:Fre-quency Shift Keying)ではデジタル変調符号の「0」、「1」に対応して被変調波の周波数がf1からf2に変化する。このf1からf2への切換え時に位相が連続する方式を位相連続FSK(CPFSK:Continuous Phase FSK)といい、位相の不連続がないためスペクトルの広がりが小さい。また、FSK方式でf1とf2との差を大きくとることは、スペクトルが広がるので好ましくないが、f1とf2の差をあまり小さくし過ぎると受信機で「0」、「1」の判断ができなくなってしまう。FSKの変調指数mは、m=|f1-f2|T(ただし、Tは1つのデジタル符号の長さ)と定義されているが、変調指数mを増すとスペクトルは拡がり、位相連続FSKでは変調指数m=0.5で理想的な検波が可能である。即ち、これより小さい変調指数では検波効率は低下する。この意味で検波効率の低下を起こさない最も小さい変調指数のFSKという意味から、変調指数0.5の位相連続FSKのことをMSKと呼んでいる。

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