TACAN(Tactical Air Navigation System)

軍用を目的として米国で開発された極座標方式の航行援助施設である。これは、1,000MHz帯の電波を使用し、方位と距離情報を同時に高い精度で与えるものである。  距離判定部は、機上からの質問パルスを受信した地上装置が一定の遅延時間を与えて応答パルスを返送し、機上で質問パルス送信から応答パルス受信までの時間差を計測して地上局からの距離を指示させるもので、航空機の質問パルスの繰返し数を変化させることにより、100機以上の航空機が同一地上局からの距離の測定を同時に行うことができる。  また、方位は、地上局から15Hz(1/15秒間隔)のカージオイド型包絡線の指向性を持つパルス電波(粗測(主)可変方位信号)を送信し、その位相を基準パルスから計測し、更にその1/9の間隔即ち、135Hz(1/135秒間隔)の小ローブパターンの精測(補助)可変方位信号を重畳して、その位相から精密に求めることができる。
タカン電波法施行規則第2条第51号の3)

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